2012年04月11日

パイプライン爆発するも輸出に問題なし

ロイターなどによると4月5日トルコ南東部、シュルナク県イディル地区で爆発がありパイプラインの停止に至った。


トルコエネルギー当局はシュルナク県イディル地区で爆発がありパイプラインの停止してと発表した。第二パイプラインもセキュリティ上のため数時間停止した。トルコ保安当局は同時爆発が3つあったとしている。

後に、クルディスタン労働者党(PKK)が犯行声明を出した。パイプラインの妨害・破壊工作活動は良くあることとされている。

イラク石油省のスポークスマンはキルクーク・ジェイハン間の送油は再開していると発言した。イラク国営北部石油会社は港に備蓄があるため輸出には影響が無いとしている。2百万バレルがトルコ・ジェイハンに備蓄されている。

このパイプラインはイラクの原油輸出量の4分の1を賄い、繰り返し攻撃にあっている。イラクの石油ハブであるキルクークからトルコのジェイハンの港まで970キロメートル(600マイル) あり、能力としては日量1.6百万バレルあり、通常450千から500千バレル送油される。

石油の売り上げはイラク政府の収入の大部分を占め、GDPの3分の2に達する。殆どはイラク南部から原油が輸出される。


UPDATE 3-Blasts temporarily halt Iraq oil flow to Turkey

LEAD: Iraq resumes oil flow after pipeline blast in Turkey Eds: Releads with export resumption; adds quotes

Jihad had earlier said an explosion hit the pipeline in Turkey at about 1:20 am (2220 GMT), halting exports.




シュルナク県イディル市はシリア国境近くの北部にある町で、さらに東に移動すればトルコ、シリア、イラクの三国境点に近づく。

フィラットニュースにより、クルディスタン労働者党(PKK)が犯行声明がだされたようだ。

クルディスタン労働者党(PKK)の今回の破壊活動はトルコ領内で実行されたが、対象はトルコなのかイラクなのかについての言及は無い。

イラク・クルド自治区政府保護下のスンニ派ハシミ副大統領の訪問先が、カタール、サウジアラビア、トルコとなっている。シリアに対する強硬姿勢を取っているとされている勢力だ。イラク・クルディスタンもトーンは控えめだがシリア内クルド人支持のため反アサド政権派である。クルディスタンと対立するイラク共和国連邦政府はシーア派マリキ政権である。アラブ諸国はイラクの後ろにイランがいると警戒するのは最もである。そのイランはロシアや中国と同じく、シリア支持ないしは軍事介入反対の陣営になる。これが表層の動きである。ただし例として武器や戦闘員がイラク国境からシリアへ侵入との情報もあり、また中国とトルコの取引が断絶したわけではないので実際のところは不明だ。

ホルムズ海峡封鎖危機が叫ばれているが石油収入に頼るイラクは手詰まりなのか勝機があるのか追い詰められるところまでは行かないのか楽観視しているのかは不明である。



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posted by taka at 08:45| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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