2012年03月16日

マスウード・バルザーニ大統領、ハシミイラク共和国副大統領の意思を尊重する発言

15日クルド系AKニュースは、クルド自治区大統領マスウード・バルザーニ大統領の発言を伝えている。

クルディスタン大統領は、クルド政府は亡命して来たイラク連邦ハシミ副大統領を中央政府に引き渡すというわけではないとアルビルでのクルド人青少年のコンフェレンスで発言している。

もし副大統領が出て行くというのならば彼はそうするだろう。というのはイラク共和国副大統領だからだ。

この発言はバグダード側がクルディスタン政府に圧力を掛け続けた場合、副大統領がイラクから逃れクルディスタン経由で逃亡するという噂に対する反応とされている。


Barzani: We will not turn Hashimi in


何れにせよ匿っているという事実は変わらない。ただし、これは暗に副大統領の引渡しの可能性を伝えているとも取れる発言である。連邦政府との対立事項の一つと取引される可能性がある。その場合クルディスタン側に何かがもたらされたり、その巻き添えになっている団体の状況が改善に向かう可能性がある。

クルド人はフセイン政権時代はスンニ派よりもシーア派に近い関係だったといわれる。現在はスンニ派副大統領がクルディスタンに匿われておりシーア派マリキ首相と対立していることになっている。宗派対立でなく政治である。中央でのスンニ派シーア派対立に見える構造は変わらなくても、バグダード・アルビル間の対立事項の一部が解消に向かう可能性はある。ただしクルド側が引き渡したということにすると次は中央のスンニ派との関係が問題となる。



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posted by taka at 08:03| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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