2012年02月10日

シリア国内デモとクルド系シリア人の対立と「自決」

8日、クルドウォッチの報道によると、Democratic Union Party (PYD)支持者による襲撃がシリアのアフリンであった。


負傷者は少なくとも17人に上る。およそ300人のKurdish Patriotic Conferenceの支持者が集まり反対のデモンストレーションを行おうとしていた時に、PYDサポーターにより取り囲まれた。

デモ隊がPYDサポータの要求を無視し、アザディ(自由)と叫ぶと襲撃が始まったという。また、PYDシンパは、エルドアン(=トルコ)とバルザーニ(=イラク・クルディスタン)に用は無いと言った。そして、アブドゥッラー・オジャラン(=クルド労働者党)の写真を取り出した。

事件にはシリア治安当局は介入はしなかった。目撃者によると、アフリンから来た襲撃者は何人かいるが、トルコに広がる方言を話す人間が居たという。


PYD sympathizers attack demonstrators in ʿAfrin and al-Qamishli




1月26日、トルコのヒュリエット・デイリーニュースの報道によれば、反体制派は、シリア政権はPKKを利用している、と言う。

Democratic Union Party (PYD)は、クルディスタン労働者党(PKK)のシリア支部として動き、PYDは現シリア政権側に立って反政府側を抑圧していると、モハンマド・バッサム・イマディは言う。モハンマド・バッサム・イマディは、元駐スウェーデン大使であった。

イマディは、PYDのリーダーのサリーハ・ムスリム・ムハンマドに聞いてみたことがある。以前はシリアでは敵として認識され国内に入れなかったが何時から許されたのか、と。ムハンマドの返答は、PYDは過去シリアの体制の敵であったことは無い、と。このやり取りでのイマディの理解は、アサド政権はこの団体を許す代わりに反政権のデモンストレーターに対して使って来たということだ。

更に、ムハンマドは、もしトルコがシリアに介入してきたら、トルコと戦うであろうと言った。

シリア政権側はPYDをシャビハ、政権側の影の武装勢力として使っている。


Syria Regime ‘Using’ PKK, Dissident Says





クルド系シリア人は先月イラク共和国・クルディスタンで会合を開いた。アルビルはクルド自治区の首都であり、クルド2大政党のひとつクルディスタン民主党の支持基盤の中心地である。クルド系シリア人の連合はクルド系イラク人の勢力をバックに、シリア国民評議会(SNC)との連携を探っている。SNCはトルコで結成されたシリア人の反アサド政権の団体である。ただし、この連携は難しいと考えられている。一方のアサド政権を支持しクルディスタン労働者党とつながりがあると非難されているPYDは「外国」の介入に反対の立場である。




クルドウォッチはシリアにおけるクルド人に対する人権侵害をレポートするサイトである。団体/サイトはドイツ、ベルリンにある。

ヒュリエット紙は、トルコの大手の新聞である。



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posted by taka at 06:55| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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