2012年04月20日

タラバーニ大統領、クルド独立に自制を促す

17日トルコのヒュリエット紙によると、イラク共和国ジャラル・タラバーニ大統領は現在の政治状況下では独立はクルド人の最優先すべき利益ではないと語った。それは、クルド人は現在の枠組みで満足しているからだ。

アルジャジーラでのクルド独立についての受け答えでは、タラバニ大統領は、独立が不可能というのだけではなく、イラク国家という枠組みにいるのがクルド人にとっての利益となっている。現在は、ヨーロッパ連合のように連合や同盟の世紀であって小国の世紀ではない。民主主義連邦国家イラクは全ての権利を与えてくれる。人民に使えたいと願う政治家であれば人民の利益を追求すべきだ。

クルド地区大統領のマスウード・バルザーニはイラク共和国首相マリキを権力独占であると批判し、もし権力分有がなされなければ、独立の可能性を明示せず国民投票を実施しようとしている。

タラバーニ大統領は、もし独立宣言がなされた場合何が起こるかを示した。トルコ、シリア、イラク、イランのいずれの国が武器を使用せずとも、ただ国境を封鎖するだけで片付いてしまう。だから、現実的であるべきで、現在の権利を享受すべきだ。

また、同大統領はイラク内でのスンニ派が孤立状態にあると言われることに対しては、正しくは無いと返答した。例えば、イラク共和国大統領である自分はスンニ派であり、議長も、副首相もスンニ派である。これは現在のスンニ派副大統領のハシミ氏のイラクアラブ人スンニ派に対する組織だった反対運動に対する同大統領の意見を示唆するものだ。

同大統領は、マリキ政権の失策を認め、責任はマリキ首相だけでなく大統領である自分自身にもあるとしている。大統領は憲法の番人である。ハシミ副大統領の何人かのボディーガードが犯罪に走ったかも知れないが、ハシミ氏は依然として副大統領であり、有罪判決を言い渡されたわけでもない。有罪判決が言い渡されない限り誰もが無罪である。彼は有罪と決まったわけではない。同副大統領はテロ容疑でシーア派政権から逮捕状が出されている。

Talabani not advising Kurdish independence



アルジャジーラは湾岸諸国の一つカタールにあるメディアである。


タラバニイラク共和国大統領自身は、共和国政府とクルド自治区政府との仲介役のような立場にはいる。彼の息子はクルド政府でクルディスタン米国代表として働いており、バルザーニ大統領の訪米同行者であった。親子両建ても考えられる。また、クルディスタンを代表するバルザーニ大統領が連邦政府マリキ首相にたいしてハシミ副大統領を保護しているという形になっているが、ハシミ副大統領のクルディスタン内での仮オフィスはアルビルでなくスレイマニヤであった。


関連記事
ハシミ副大統領
逃亡中のイラク副大統領タリク・ハシミ氏、イスタンブルに到着


カタール
バチカン、武装グループがシリア・ホムスでキリスト教徒民族浄化と非難 - サウジアラビアとカタールの援助

カタール、シリアに軍事介入をアラブ諸国に提案か


独立
クルド共和国独立宣言の日 - 周辺4カ国の謀議

バルザーニ大統領、イラク共和国政府のF-16でのクルディスタンへの襲撃を示唆 - 脅威を利用して独立


クルド人政治家 バルザーニとタラバーニ、クルディスタン民主党とクルディスタン愛国同盟、アルビルとスレイマニヤ
バルザーニ大統領、米国公式訪問を終了- バルザーニとタラバーニ

マスウード・バルザーニ大統領、ネチルバン・バルザーニ首相に組閣を命ず


イラク、国勢調査予算下りず - 2大政党、クルディスタン民主党とクルディスタン愛国同盟

タラバニ大統領、木曜日帰国の予定 - クルディスタン民主党アルビルとクルディスタン愛国同盟スレイマニア

イラクのハシミ副大統領、スレイマニアに仮執務室開設
posted by taka at 13:00| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月19日

バルザーニ大統領、トルコ訪問予定

クルド系のAKニュースは18日、イラク・クルド地区バルザーニ大統領は木曜日トルコ訪問予定があることを報道している。

滞在中にトルコのレジェップ・タイップ・エルドアン首相と会う予定である。

トルコ首相はバルザーニ大統領に対して、地域の発展と繁栄を確認するとともに、イラクの宗派戦争を防止することを求めるとされている。

もう一つの議題は現在トルコ滞在中のイラク共和国副大統領タリク・ハシミ氏についてだ。同副大統領はバグダード政府がテロ容疑で逮捕状の発行に際しクルディスタンに逃げ込んでいた。


Kurdistan President Barzani to visit Turkey on Thursday



関連記事
トルコ
パイプライン爆発するも輸出に問題なし - トルコかイラクか

逃亡中のイラク副大統領タリク・ハシミ氏、イスタンブルに到着
posted by taka at 13:00| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バルザーニ大統領、ハンガリー訪問

11日のクルド自治区政府公式サイトの発表によると、イラク・クルド地区バルザーニ大統領は、ハンガリーを訪問した。

バルザーニ大統領は、米国訪問の後火曜日午前中にから3日間ハンガリーに滞在した。

ハンガリー大統領、首相、外務大臣、経済大臣と相互関係強化のため訪問した。

オルバーン・ヴィクトル首相とは農業、エネルギー、工業分野での協力関係と投資について話し合った。マルトニ・ヤーノシュ外務大臣との会談では、バルザーニ大統領がハンガリーのアルビルでの領事館開設の検討を歓迎した。ヤカブ・イシュトヴァーン副議長、マトルチ・ ジェルジ経済大臣と相互協力、特に技術専門家の相互派遣について話し合った。


カシム・アスカル駐ハンガリーイラク大使を伴い中東各国の駐ハンガリー大使と地域発展と現下のイラク問題について話し合った。


また、ケヴェール・ラースロー・ハンガリー大統領を表敬訪問した。



同行者は、同行者は、安全防護庁のマスルール・バルザーニ、大統領Chief of Staffのドクター・フアード・フセイン、天然資源大臣のドクター・アシュティ・ハウラミ、クルディスタン外事部長のファラー・ムスタファ、クルディスタン投資委員会会長ヘリシュ・ムハラムである。


President Barzani meets Hungary's leaders in Budapest

Barzani arrives in Hungary


財界との会合に関しての報道は無い。


関連記事
ハンガリーMOL社格付け、フィッチ社の同国国債格下げに影響されず

posted by taka at 08:00| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
クルドニュース
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。